コーディネーショントレーニングとは運動神経の回路(脳と筋肉の協調性)を発達させるためのトレーニングです。
神経系は生まれてから10歳前後まで急激に発達し、そのあとはほとんど発達しないと言われています。逆に、神経系の発達によりもたらされた能力は一度身に付くとほとんど忘れないので、時期を逸することなく様々な運動やスポーツにトライさせることが大切です。
Kテニススクールではバランスよく運動能力を発達させることを大切な方針のひとつに位置付けており、基礎練習の反復と並行してコーディネーショントレーニングをレッスンに取り入れています。
7つのコーディネーション能力
- 反応能力
- リズム能力
- バランス能力
- 操作能力(道具や物を扱う際の手足の器用さ)
- 連結能力(下半身と上半身の協調)
- 定位能力(距離感)
- 変換能力(動きの切り換え)
これら7つを総合的にバランスよく高めることであらゆる運動に適応できる能力が育ちます。もちろんテニス技能の向上にとっても欠かすことのできない要素であり、コーディネーション能力の発達がなければテニス技能の飛躍的な向上は望めないとさえいえるのです。
コーディネーショントレーニングを行う際の大切なポイント
- 短時間→数十秒という短いタームでどんどんドリルを切り替えます。もう少しやりたいというタイミングで切り替えると集中力が持続します。
- 変化→ドリルに変化をつけることで調整能力が発達し、集中力も持続します。
- 両側性→利き腕・利き足に偏らず非利き腕・非利き足も積極的に動かします。前後・左右・上下と同じ方向に偏らないように動かします。
- 適切な難易度→生徒がチャレンジできるレベルを見極めてドリル選択します。「できる、楽しい」という意欲を引き出すことが肝心です。
- コーチがお手本→まずコーチが楽しそうに手本を示すことで生徒の意欲を引き出します。生徒が見て模倣する能力を最大限に活用します。
↓コーディネーショントレーニング