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快晴94 あとは自分次第

2月 5th, 2018

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

Kテニスのような小さなテニススクールであればなおさらかもしれませんが現状維持していれば何とか生き残れるような生ぬるい時代ではないので毎年先を見据えた変化対応が求められます。特に今年は現中学3年生(Kテニスは中学生までが対象)が春に卒業していき、現小学6年生が中学進学とともにかなり抜けていくのでメンバーの顔ぶれもレベルも大きく変わっていきそうです。

レッスンに来るとおちゃらけて私に怒鳴られてばかりいた中学2年の快(息子)もつい先日の1月2日にテニス留学でフロリダに渡りました。それがKスクールの運営にダメージを及ぼすとは考えもしませんでしたが意外にも彼が抜けたことの影響は大きくなるかもしれません。今年は新たにスクールを立ち上げていくような強烈なエネルギーを要求されそうなので覚悟して臨んでいきます。

さて、皆様の温かい声援に送られて海を渡った快ですが彼は日本のトップジュニア、つまりエリートという看板を背負って乗り込んだ訳ではなく日本で何の結果も残さないままアメリカに飛び出しました。常識的に見ても無謀な挑戦に映るでしょう。後押ししてきた私でさえ人から無謀な試みだと言われたら否定するつもりはありません。実際各国のトップジュニア選手が欧米にテニス留学のために渡っていきますがトッププロとして成功できるのはその中のほんの一握りの選手だけ。まだ錦織選手のように留学費を全面的にバックアップしてもらえるという条件でもあれば別ですがすべて自費で賄うとなればなおさら簡単な話ではありません。私の父も可能性の低い夢に対してそんなリスクの高い選択をするなとすごい剣幕で反対してきました。

それでも行かせたのはどうしてか。それはテニスでトップに上り詰める可能性は限りなく低くとも一か八かの博打のようには考えていないということです。言い方を変えると、これから強くなるための条件さえクリアーできていれば可能性はあると思っているのです。

どの競技でもそうですがテニスでもトップで戦うためにはいくつかの条件をクリアーしていなければならない。テクニック、フットワーク、フィジカル、戦術、メンタルなどがそれに当たります。それらすべてが高いレベルにないと話にならない訳ですがそれを可能にするための条件はそれぞれの要素における基礎がしっかり出来上がっているかということ。土台ができていないと目覚ましい飛躍は期待できない。逆に言えば基礎をジュニア時代にしっかり作っておけば大ジャンプの可能性が残されるということです。

身体も心も幼稚で未熟な快はこれまで結果を出せていませんが基礎にあたる部分はしつこく覚えこませてきました。私の感覚としてはトップレベルで戦うための最低限の土台は作ってきたつもりです。

さらに勝負の世界で生き残るためには人間的なたくましさが不可欠。言葉が通じない、食べ物が合わない、思い通りにいかないといった苦い経験を乗り越えることで順応性が養われ、したたかさを身に付け、周りに流されない芯ができる。

同じように息子をテニス留学させた人たちからは「ちょっと会わないうちにいきなり大人びて自分の知らない息子になっちゃうから覚悟して!」とか「うちの奴はテニス留学までさせたのに日本に戻ってきたらテニスを辞めちゃったからあまり強要しない方がいいよ!」などと恐ろしいアドバイスももらいましたが、まあとにかく親父としては夢にチャレンジするためのベースだけは作ったのだから「あとは自分次第」といったところですね。

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