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快晴92 ドッグトレーナーから学んだこと

12月 7th, 2017

いつもありがとうございます。

我が家では“ベルニー”という名前の10歳になるパピオン(雄犬)を飼っています。彼は傍から見るとかわいらしいのですが実はとても神経質で飼い主にも牙を向ける時があるので扱いに困ることがあります。

たまたま遊びにきた妻の弟がベルニーを見て2週間くらいうちで預かれば落ち着くかもしれないと言い出したのでまさかと思いましたが、実は彼の奥さんは近所でも有名なドッグトレーナー(仕事としてはやっていないが独学で会得した)らしいのです。なんと弟の住んでいる小さな家には3匹の小型犬と50㎏もある超大型犬の計4匹もの犬が仲良く住んでいてしかもしっかり訓練されているためお利口で手がかからないとか。

その話に興味を示した私に弟があるDVDを持ってきてくれました。その世界では有名なようですがシーザー・ミランというアメリカのカリスマドッグトレーナーのものです。「お手、お座り、伏せ」が他の犬よりちゃんとできる程度しかイメージできなかったのでそこまで観たいとは思いませんでしたがせっかく持ってきてくれたので渋々レコーダーにセットしてみました。するとどうでしょう、予想を超える内容で感動してしまいました。

黒い中型犬が出てくるのですが飼い主にも噛みついてくるので家族は皆困り果てている。10歳の女の子などは犬が大好きでその子を抱きしめてあげたいのに噛みつくから怖くてできないと言って涙を流しています。その犬をシーザーが2週間程預かり診断をしていくつかの訓練を施すと狂暴だった犬に変化が表れました。家族の元に戻すと女の子が触れられるくらい従順になっていたのです。もちろんシーザーから指示されたポイントをその後も家族が守っていかないとまた元の状態に戻ってしまうので一度良くなったから解決という訳にはいかないようですが。

印象的だったのは飼い主の心の状態が恐いくらいそのまま犬に伝わってしまうということ。信頼してリラックスした状態でリールを持つと犬は落ち着いて、びくびく緊張した状態でリールを持つと犬は暴れて攻撃的になる。それくらい飼い主の心の微妙な変化を感じ取っているようなのです。

一匹ずつで飼われることの多い犬ですが本来は集団で生活する動物らしく子犬の頃から集団に馴染ませる経験をたくさんさせてあげることで他の犬との関わり方を学ぶようです。散歩中に他の犬と見ればすぐに吠え掛かっていた気性の粗い犬がシーザーに訓練された犬たちの中で数週間生活した後は他の犬とのトラブルや無駄吠えがめっきり減りました。

階段が怖くて上がれない犬をシーザーが訓練する場面があったのですが易しいことを何度も繰り返して行っていました。緩い傾斜の坂から挑戦させるのですが最初は少し強引にでもリールで誘導して何とかクリアーさせてあげる。一度出来たらおしまいではなくてそこから何度も成功体験を味合わせてあげることで苦手を得意に変えてしまうのです。

人間は自由で好き勝手にできることが犬にとって最高の幸せだと勝手に思い込みがちですが彼らはルールや制限をはっきり示されればそれに順応して苦にはしない。それどころか逆に余計なストレスから解放されて精神的にも安定するようです。

私は以前から幼児教育に関心が強く随分本なども読んできましたが犬の訓練でのポイントとは共通点が多くて驚きました。飼い主がどのような価値観でどんな環境を与えるのかでその犬の性質は全く違ってくる。こどもの躾もまたしかりでしょう。改めて育てる側の責任の重さをカリスマドッグトレーナーから教わった気がしています。

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