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快晴90 フロリダ遠征報告2

12月 7th, 2017

いつもありがとうございます。

8月18日~26日までフロリダに選手二人を連れて行ってきました。昨年の冬にも二人といくつかのテニスアカデミーを体験、視察してきましたが今回はその中から2つにテニスアカデミーを絞ってさらにアカデミーと提携している私立学校の見学もしてきました。

中学2年生の男子二人と行ってきたのですが二人とも近い将来フロリダにテニス留学することを見込んでの視察です。前回は初めてのことばかりでとりあえず体験してきたといった感じでしたが今回はいろいろな部分が具体的に見えてきたのでイメージも現実味を帯びてきたようです。

二人はテニスという共通のツールがあればすぐに仲間が作れるなど何とかやっていけそうな手ごたえを掴めたようですが英語が全く分からない状態で学校に入るのだけはかなり不安な様子でした。私も英語がダメなので今回も全面的に通訳の協力をお願いしましたが英語に関してはある一定期間苦しむことになるかもしれません。ただ私が今から何とか英語をものにしようとすると時間も労力も相当かかるでしょうが彼らの場合は吸収力が全く違います。順応力の高いこのタイミングで異文化に飛び込むメリットは大きいでしょう。

フロリダと日本との環境の違いはたくさんありますがテニスアカデミーに関していえばまず何といってもあちらはコート数が格段に多いということ。公営のコートも至る所にあって無料で使える場合がほとんどです。アカデミーのレッスンでは1面に入れる選手の人数は4人まで。適切かどうかは別としてコーチから選手へのアドバイスの量が多い。ラリー中でもゲーム練習の途中でも関係なくアドバイスをしてくるイメージがあります。あとは縮こまったプレーを嫌いますので打点を前にしてダイナミックなスイングをしなさいというアドバイスが目立つのも特徴かもしれません。

そして今回最も強く感じたフロリダのテニスアカデミーの特徴はトッププロに到達するまでの道のりがイメージしやすい環境になっているということです。もちろん同じフロリダでもそれぞれアカデミーのカラーは異なりますが私が視察した所はテクニック面、フィジカル面、戦術面、メンタル面においてその選手が現在どの場所にいてトッププロになるためには何が必要かをかなりはっきりイメージできるシステムになっていました。実際プロになっていった選手はどのような過程でそこまで到達したのかというモデルもいるので自然とイメージも沸きやすい。体験したアカデミーに中学2年の二人と同じ年齢でタイ出身の選手が家族で移住してきていたのですが彼はなんとスポンサーが付いてすでに世界のジュニアトーナメントを回っていました。

私も日本国内でいくつかの名門テニスアカデミーと言われる環境を見てきましたが世界を見据えた環境が整っているかどうかというと物足りなさを感じます。もちろん杉田選手のように国内で育って世界のトップ選手と渡り合う逸材も出てきましたから一概には言えませんが可能性を広げるためには国内のアカデミー環境の改革は必須でしょう。現状としてはフロリダのアカデミーの方が日本国内のアカデミー以上に世界という視点をイメージしやすいというのは否めない事実だろうという気がします。

とはいえどんな優れた環境に身を置いたとしても何もせずに実力が育ってエスカレーター式に上に登れる訳ではありません。現実的にはどの競技もトップレベルに到達できる人間は一握りです。世界を目指すジュニアには厳しい現実をふまえながら努力を怠らず大きな夢にチャレンジしてもらいたいものです。

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