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快晴88 メンタルもトレーニング次第

12月 7th, 2017

いつもありがとうございます。

以前はここぞという場面で力を発揮できないプレーヤーに対して「集中力が弱い」などという評価の仕方をしていましたが最近では小学生までもが「メンタルが弱い」という表現を使うようになってきています。“メンタル”ということばがあらゆるシーンに登場してきていて随分と身近なものになってきているようです。

私は昨年からメンタルトレーニングを学んできましたが講師の方から最初に言われたのが“メンタル”もテクニックなどと同様に高められるということ。多くの方が“メンタル”というのはその人が生まれつきに備えているものなので性格と同様に変えることはできないと思っているのではないでしょうか。かく言う私自身も“メンタル”の安定はテニスにとって大切な要素であることは分かっているけれど誰しもがコントロールできるかというと難しいのではないかと思っていました。ところが実際現場で実践していくなかで現在では“メンタル”はコントロールできるものなのだという感触を掴んでいます。

小学生の頃から“メンタル”の波が緩やかで安定している子もいればジェットコースターのように波が激しい子もいます。もしテニスで同じテクニックレベルの選手同士が戦えばたいてい“メンタル”の安定した冷静な選手が勝つ。そうなると負けた選手は“メンタル”をどうにかしなければという話になってくるのですがなかなかどうしていいか分からない。「メンタルは生まれつきだから仕方ないね」という結論に至ってしまう訳です。

では一体“メンタル”はどのようにコントロールすればよいのでしょうか。ここで細かくは説明できませんが大枠を説明したいと思います。まず一つ目のポイントはメンタルゾーンを知ること。理想的なメンタルの状態はゾーン(グリーンゾーン)の範囲内にあることでこれは冷静かつやる気に満ちていて集中力が高まっている状態です。それに対してやる気が出ない、身体がだるい、相手を見くびっているような状態はブルーゾーンと呼ばれていて、逆に緊張しすぎている、怒りやイライラで頭に血がのぼっている状態はレッドゾーンと呼ばれています。つまり理想的なグリーンゾーンに対してテンションの下がった状態がブルーゾーン、テンションの上がりすぎた状態がレッドゾーンということになります。

実際グリーンゾーンの範囲内に“メンタル”を常にコントロールできている選手はほとんどいなくて上がったり下がったりしている。その波の振り幅が大きい、もしくはすぐにぶれてしまう選手は“メンタル”が弱いと評価されてめったにぶれない振り幅の少ない選手は“メンタル”が安定していると言われるのです。

もう一つのポイントはその選手の“メンタル”がどう乱れてしまうのかというパターンを知ること。自分の陥りやすいパターンを知ることで事前に対処法を準備しておこうという訳です。いくらグリーンゾーンに戻そういう意思を持ったとしても今自分がどの位置にいるのかが分からなければ適切な処置は打てませんから。

先日中学2年の息子が2日続けて別のテニストーナメントに出場したのですが最初の大会では完全にブルーゾーンにどっぷりはまった状態で試合に入り最後までテンションの低いまま良い所なく敗戦しました。その日に自分の陥りやすいパターンを再確認できたので翌日の大会は試合前からテンションをグリーンゾーンに持って行って別人のように躍動感のあるプレーで優勝。同じ人間がメンタルコントロールに成功することでここまで内容に差が付くのかと改めて驚かされました。メンタルの構造、そして自分のパターンを知ることでKスクールの選手たちには持てる力を余すことなく発揮してほしいと願っています。

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