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快晴77 崩れるのはあっという間

11月 30th, 2016

いつもありがとうございます。

Kスクールを開講して7年半になりますがスタート月から毎月継続してきたのはこのお便り“快晴”の配布です。先月はトーナメント帯同のため通常レッスンをお休みにさせて頂きましたので今回は8、9月号をまとめてお配りします。

先月、今月は選手の帯同だけでなく新たな分野の勉強&試験(メンタルトレーニング)への対応でてんやわんやでした。忙しいし誰も気にしていないのだから1、2回くらいいいかなと実は“快晴”の配布をお休みしようかと迷っていたのです。とくに咎める上司がいる訳ではないのでなおさらですが一人だけ「本当にそれでいいのか?」と問いかけてくる面倒な奴がいました。そう、見て見ぬふりをしようとしていたK(自分自身)です。

皆さまはこれまでにこんな経験はございませんか。何かに挑戦し継続しているうちに大分感覚が掴めてきたのだが、たった1日さぼっただけで感覚が鈍ってしまった。数日空けた時には嫌になるほどひどい状態に落ち込んでしまったという経験を。

私の場合書くことが大の苦手なのですが10年程前から複写ハガキ(ハガキの控えという冊子とカーボン紙を使い書いた内容が手元に残る)を毎日1枚書くというのを日課にしていました。送った相手に喜んでもらおうというより日記として手元に記録が残ることと書くという作業に対する苦手意識を克服したいということが狙いで始めたのです。たったハガキ1枚のことかと思う方もいるかもしれませんが書くことに拒否反応を感じるほど苦手意識の強い人間にしてみるとこの1枚のハガキ書きはかなり苦しいものでした。それこそ1枚仕上げるのに30分、へたをすると1時間近くかかったこともあります。勧めてくれた方からは1000枚、2000枚、3000枚まで継続すると新たな境地が開けてくるから楽しんで書いてくださいと教わったのでとにかくこれだけはと毎日1枚書き続けて先日とうとう3000枚まで到達したのです。

さて、3000枚を達成した私はどう変化したと思いますか。文章力も上がり書くことが大好きになったでしょうか。そんな自分を期待していたところもありましたが結局相変わらず1枚書くのが大変でこれといった変化の実感はありませんでした。それで区切りもいいしここまで来たのだからいいじゃないかと小休止を入れました。するとなかなか再スタートする気が起こらずに1週間、1ヶ月、2ヶ月と空いてしまい9年間3000枚も毎日継続してきた習慣がいとも簡単に崩れてしまったのです。

テニスのテクニックを安定させるのに重要な要素は「基本動作」をマスターしているかどうかだと思いますがその「基本動作」を無意識でも表現できるようになるにはどうしたらよいのでしょうか。その答えは、正確に「基本動作」を知って毎日意識的に反復練習するしかありません。そういった地道な作業を飽きることなく繰り返すことができるかどうかが安定感という軸をつくりだす鍵になります。

ハガキ書きを止めて最初のうちは解放された気分だったのですが徐々に違和感と不安定感をおぼえるようになってきました。もしかすると私にとってテニスの「基本動作」の確認作業にあたるのがハガキ書きだったのかもしれない、書くことによって自分自身を整理し見つめ直すことで安定感を保っていたのかもしれません。

継続することはとてつもなく困難なのに積み上げたものが崩れるのはいともたやすい。それを今回痛感したのでこの“快晴”は何とか空けずに継続していきます。随分空けてしまったハガキ書きを復活させるのはかなりしんどそうですね、とほほ・・・。

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