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快晴76 結果目標と行動目標

11月 30th, 2016

いつもありがとうございます。

スポーツでも勉強でもビジネスでも勝敗、成績、数字といた“結果”がつきもの。テニスも競技ですから結果が注目されるのは当然の事柄です。プロ選手ともなれば選手生命、家族の生活が懸かっているのですから結果に対する姿勢は生ぬるいものであっていいはずがありません。

では皆が喉から手が出るほど欲しい結果はどうしたら得られることができるのでしょう。

誰よりも努力すること。才能。運。いろいろ要素はあげられるでしょうが今回注目したいのは結果に到達する指標となる“目標”。一足飛びに求める結果を手にできればこれほど楽なことはありませんが現実的にはそうはいきません。となるとそこに到達するまでの目印を立てて進もうという計画が必要。そうなったときに登場してくるのがこの目標です。

テニスの試合を例に引いて結果と目標について考えてみます。

小学4年生の太郎君は2年生からテニスを始め最近では週2回に練習の頻度を上げてやる気満々です。ようやくサーブが入るようになってきたので思い切って10歳以下のトーナメントに出場してみました。ところがいざ試合となると緊張してしまいいつもの俊敏さが出せません。ダブルフォールトも連発して0-6という圧倒的なスコアの差をつけられて負けてしまいました。太郎くんとお父さんはその試合の前に「1ゲームは取る」という目標を設定していたのですが結果からみると達成できなかった訳です。目標を達成できなかったことにお父さんは機嫌を悪くします。太郎くんもたったの1ゲームさえ取れなかったことに落胆して試合が嫌いになってしまいました。

以上のようなケースはめずらしいことではありません。ただ太郎くんにとってもお父さんにとっても好ましい状況でないことは誰もが感じることでしょう。では一体何が問題なのか。目標を設定したことでしょうか、それとも目標値が高すぎたことでしょうか。

目標を設定するのも目標値の加減を適当に設定することも大切な要素ですが、このケースの場合はそこに問題があるのではなくてスコアという結果に目標を設定したことがまずかったのです。もし対戦相手がとんでもなく試合慣れをした強者だった場合試合経験の少ない彼が1ゲームを奪うことはとんでもなく高いハードルです。逆に相手がダブルフォールトを連発して何もせずにゲームが転がり込むことも考えられる。相手いかんによってハードルがずれてしまうのが“結果目標”の落とし穴です。

自分ではいかんともしがたい要素に目標を設定してしまうと以上のような状況を引き起こしてしまう。そこでお勧めしたいのが自分次第で達成可能となる目標。それが“行動目標”です。例えば、相手が打つ時必ずステップを踏む。どんなボールが飛んできてもあきらめずに追いかける。勝っても負けても帽子を脱いで相手としっかり握手を交わす、など。

一見簡単そうな目標でも緊張感の漂う試合で実践するとなるとクリアーするのは想像以上に困難です。本人と相談して“行動目標”を設定できれば、言ったからにはという責任と自覚も芽生えるでしょう。そうやって着実に行動を改善しレベルアップをはかっていくことが結局は欲しい結果の達成にも繋がるのです。

私も息子のテニスの結果に対して感情的に怒ったり落胆したりと見苦しい姿を随分さらけ出してきましたからそういう親御さんに説教する資格はありません。それでも“行動目標”に目を向けるようになって随分冷静に息子と距離がはかれるようになってきました。結果と現実的に向き合いながらも“行動目標”を上手に活用したいものです。

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