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快晴75 プラスのストロークを送っていますか

6月 22nd, 2016

いつもありがとうございます。

グランドスラム初優勝を期待されていた錦織選手でしたが先日のフレンチオープンでは地元フランスのガスケ選手に完敗。昨年も同じく地元フランスのツォンガ選手に惜敗を喫していました。両選手とも試合後のインタビューでは地元ファンの声援が後押ししてくれたとコメントしていましたが本当にその通りだと思います。

さて、今月のテーマは“プラスのストローク”でストロークといえばテニスでもフォアハンドストローク、バックハンドストロークなどスイング動作の意味でよく使われますが今回扱うストロークは少し観点が広がります。

実は今年の初めから本格的にメンタルトレーニングの勉強を始めたのですが、その講習会で扱われていたのがこのストロークの話です。講師のメンタルトレーナーの方はオリンピック選手などのメンタルサポートも経験してきているプロフェッショナルでしたがトップ選手の親御さんに共通しているのはとにかくわが子に“プラスのストローク”を浴びせて育ててきたという話をしてくれました。

“プラスのストローク”とは平たく言えば“褒める”ということになりますがここでいうストロークとは言葉だけではなくて表情や態度、雰囲気、想いまでをも含みます。

褒めて伸ばすとはこれまでも事あるごとに言われてきたことですしそんなことは分かっていますと軽く流されてしまいそうですが私が改めて反省しなければならないと感じたのは言葉以外のストロークの重要性です。

テニスの試合を観戦するお父さん、お母さんの例を挙げてみます。わが子の勝利を期待して「ナイスショット、がんばれー!」と必死に声援を送るお母さんでしたが息子がイージーミスを連発してくると途端に表情が険しくなり腕を組んで睨み付け始める。期待に応えようと必死にプレーしていた彼でしたが無言の圧力を背中に感じ始めお母さんの眉間のしわが気になって仕方ない。といった図をご覧になったことのある方は多いでしょう。(それは私そのものという方もいらっしゃるかもしれません!)

冒頭に登場したフランス人選手は地元の方々の声援はもちろん熱い想いと信頼を感じ取ってそれをエネルギーに変換することに成功した。つまり強い“プラスのストローク”が選手を勝利に導いた訳です。それに対しこのお母さんが息子に与えているものは彼の緊張を増大させ悪循環を呼び起こしているマイナスのストロークになっているということです。

どうせ無理だと心の中で思いながら諦めきった表情で「がんばれ」と声を掛けられてもその子はマイナスのストロークを敏感に感じ取ります。大声で激励の言葉を口にしなくとも「お前なら大丈夫」と心の中で想い頷いて信頼を示せば相手はプラスのストロークを感じ取るのです。先ほどオリンピック選手の親が“プラスのストローク”を浴びせて育てたとありましたが言葉以外でのストロークの要素が大きかったのではないでしょうか。

私自身はわが子となると褒めるのが苦手です。ただそれを無理やり変えようとは思いません。ニヤニヤしながら「本当にお前はおバカだね!」と息子にストロークを送ると「父ちゃんだけには言われたくないね!」と息子に返球される。それが我々親子のプラスのストロークラリーのスタイルなのかもしれません。「やれるものならやってみろ!」とマイナスのようなストロークを発しても「お前ならできる!」という想いが根底にあればプラスがマイナスを飲み込んで結局は“プラスのストローク”になるということもある。皆さんも自分らしいスタイルで“プラスのストローク”をお子様に送ってあげてみてください。

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