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快晴54 具体的に変える

12月 12th, 2014

いつもありがとうございます。

先日息子のテニストーナメントに同行した際、以前勤務していたテニスクラブで指導していた女の子が試合に出場していました。大きくなって上手になったな、と懐かしく見ているとそのお父さんが声をかけてきてくれました。いろいろな話をしている中で「娘は技術ももちろんまだまだなのですがリードした場面から逆転されるなどどうもメンタルが弱くて、何か強くする方法はないものですかね。」と悩みを相談してきました。5年生のわが息子もまさにそこがウィークポイントだったので「うちもそうですよ。思い通りにいかないと自制心が効かなくなってすぐラケットを叩きつけますから。」と応えると、一瞬間があって「娘も一度それをしたことがあったので、その時はこっぴどく叱りつけたのですが失敗だったかもしれません。それ以来萎縮しちゃって闘争心みたいなものが外に出てこなくなってしまったので。長い目で見ているとそれくらい負けん気の強い子が後々やっぱり強くなっているのですよね。」と意外な反応をしてきました。ラケットをコートに叩きつけるなど褒められた行為ではありませんが元気があるという意味ではマイナス要素ばかりではないのかもしれないとそのお父さんのことばに別の見方を教わった気がしました。

その女の子はたしかに幼い頃からおとなしい性格だったのでお父さんからするともっと熱い感情を外に表してほしいと感じていたのでしょう。実は息子も荒れるときは荒れるのですがその子と同じ側面も持ち合わせていて、テンションの低い状態で試合に入り結局最後まで元気のないプレーのまま終わってしまうことがあります。そこで「うちも今一つ一つ整理しながら試しているところですが具体的にやることと禁止事項を決めるというのはどうでしょう。」と提案してみました。例えば息子の場合だと、

~やること~

  1. サーブの前にボールを3回つく
  2. 相手が打つタイミングで強くステップを踏む
  3. 打つ瞬間に息を吐いて声を出す
  4. 流れが悪くなったら間を空ける
  5. 緊張する場面、切り替えたい場面では大きく深呼吸をする
  6. ピンチになっても「落ち着け、大丈夫」と自分に言い聞かせる
  7. イライラした時は手の平で太ももを叩くかラケットでシューズの裏を叩く

~禁止事項~

  1. マイナスなことばを口にする「なんで」「無理」「もうやだ」「最悪」
  2. ラケットを投げる、ラケットを物に叩きつける
  3. うなだれる
  4. 地団太を踏む
  5. 流れが悪いのに急いで次のポイントを始める

といった誰が聞いてもわかりやすい内容です。

具体的にはっきりさせることで本人に指標ができますし指導するコーチ(親)にとってもアドバイスがしやすくなります。本人と相談し修正しながらやっていけば自分で決めたという責任感も生まれるでしょう。その試行錯誤を重ねていくことで調子の波が小さくなって徐々に自分のスタイルというものが出来上がっていくはずです。

あれをやろう、これを達成しようという目標を口にすることは意外と簡単ですが、ではどうやって進んでいこうかとなるとぼやけてしまい立ち止まってしまうものです。そこから着実に前進するヒントとして具体的に決めて変えていくやり方は有効だろうと思います。

女の子のお父さんもさっそく試してみますとおっしゃっていました。次に会う時彼女が元気のよいエネルギッシュなプレーを見せてくれることを願っています。

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