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快晴42 本当の強さ

9月 24th, 2013

いつもありがとうございます。

8月7日~17日の11日間、Kテニスの選手2名が国際テニス大会(8~12日ギムチョン大会・13~17日スンチャン大会)に出場するため韓国に行ってきました。私も同行したのですがいろいろな意味であつい遠征でした。

4年生の2名は10歳以下男子シングル、ダブルスにエントリーしていたのですがギムチョン大会ではシングル2回戦、ダブルス2回戦で敗退。スンチャン大会でもシングルはともに2回戦敗退。ダブルスではかろうじて4回戦まで進みベスト8に食い込みました。

日本チームは男女合わせて30名のチームで参加し、10歳以下男子シングルベスト4、10歳以下女子シングルベスト4が最高成績。12歳以下のカテゴリーではふるいませんでした。アメリカ、中国、台湾、香港、マレーシアなどからも遠征してきていましたが上位勢のほとんどは韓国選手で占められました。韓国は12歳以下のトップ選手がほとんど出場していたのに対し日本を含め他国はトップ選手が全員参加できた訳ではないので比べることは難しいのですが韓国ジュニアのレベルが高いということは今回よくわかりました。

韓国には民間のテニススクールはほとんど無く、小学校から日本でいう部活のようなものがあって外部からコーチを雇い毎日のように練習しているようです。同じアジア圏とはいえ韓国選手は日本人に比べ全体的に身体が一回り大きく、中には高校生のような体格の選手もいてとてもパワフルなのが印象的でした。

さて、快(息子)の一回戦での話です。序盤戦でいきなりポイント(得点)の食い違いが起こりました。試合はセルフジャッジで行われるので何か問題が発生した場合は選手二人でコミュニケーションをとって解決しなければなりません。それでもらちがあかない時にはレフェリーに仲裁に入ってもらいます。快は相手の韓国選手と何やら問答をしていましたが全く解決しない様子でした。それを見たレフェリーがかけつけてきました。韓国で開催された大会ですから基本的には韓国語で進められる訳ですが国際大会だけあって英語が話せればなんとか会話が成立します。ですが私も含め今回参加した2名は韓国語はもちろん英語も全く話せません。韓国の選手はレフェリーにあれこれアピールしていましたが快は黙りこくってしまいました。結局そのポイントは相手の言い分に押し切られたかっこうに終わり、快は悔しくてしゃくりあげ涙を流しながらプレーを続けました。その試合はなんとか勝利することができたのですがいきなりアウェーの洗礼というか世界で戦ううえでの厳しさを突き付けられたのです。

そんな難しい状況の中でも10歳以下男子でベスト4に食い込んだ選手がいます。彼は関東では名の知れたランキング上位者でかなり試合経験豊富です。これまでは試合会場であいさつを交わす程度でしたが今回一緒に過ごして彼がしたたかな強さを持った子だということがよくわかりました。相手が韓国の選手だろうが中国の選手だろうがひるむことなく自分のペースを通すふてぶてしさを既に持ち合わせていたのです。試合に勝つ条件はテニスの技術だけではないということを彼に教えられました。

猛暑の中、長時間の試合を何試合もこなす体力。アウェーの状況でもことばが通じなくともひるまず堂々とふるまう度胸。食事や生活パターンが変化しても弱らない順応力。そして基礎のしっかりできたテニス技能。あらゆる要素をひっくるめてレベルが上がってこなければ世界では太刀打ちできません。真っ黒に日焼けして帰国した2名も今回の遠征で本当の強さとは何かというのを肌で感じたことでしょう。

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