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快晴39 結果よりも大切なこと

7月 23rd, 2013

いつもありがとうございます。

今年も梅雨の季節がやってきました。お天気ばかりはどうしようもありませんがレッスン時間帯を避けて降ってくれることを祈ります。

さて、今回のテーマは「結果よりも大切なこと」です。スポーツの世界でもビジネスの世界においても皆結果を創るために努力と工夫を重ねています。結果を得るためにつらい練習、きつい仕事をこなしている訳です。結果というものがとても重要であるというのは疑う余地がありません。

たとえば、サッカーのワールドカップ予選で日本代表チームが敗退したとします。本戦ベスト4をかけた試合での敗退ならまだしも予選敗退では誰も認めてくれません。内容が非常に濃かったとしてもです。「負けられない試合」などという表現をしますがどうしても結果をシビアに求められる試合があるのです。

ここのところKテニスドリームチームのメンバーがトーナメントに出場する機会が増えてきました。勝ち進むこともありますが負ける時は初戦であっという間にやられます。まだまだ格上の選手が数えきれないほどいるのです。本人たちはもちろん勝ちたい、勝とうと思って試合に臨むのですがそう簡単にはさせてもらえない訳です。

そんな状況で彼らに結果だけを求めたらどうなるでしょう。ポイントを取った取られたということばかりに気持ちがいってしまいプレーの質に意識を配る余裕はなくなります。ひどい内容のテニスをしても勝ったからOK。自分の力を最大限に発揮してすばらしい内容の試合をしたのに負けたからダメ。結果だけに気を取られるとそういった思考回路を育ててしまう危険性があるのです。

先日息子が出場した試合に私も同行しました。他の選手の試合も見ていたところとても伸び伸び思い切りのよいプレーをしている選手を見つけました。しかも非常に礼儀正しい。初めて見る選手だったので知り合いにその選手のことを聞いてみるとやはりその学年では名が知られていて強いといわれている選手でした。

そこで息子は勝ちあがりその選手と対戦することになりました。一学年下の息子は守るものもなくプレッシャーが少なかったこともありなかなか良いテニスができていました。逆に対戦相手の彼はなかなか調子が上がらず息子にゲーム差を付けられていきます。それでも決して腐ることなく例の攻撃的な気持ちの良いプレーを貫いていきました。結果息子が勝利することになったのですがその選手は悔しさを押し殺ししっかり握手をかわしてくれました。

勝者サイドの人間から敗者サイドの人に声を掛けるのは多少はばかられましたが私は彼にどうしても声を掛けたくなりました。「ありがとう、すごくいいテニスをするね!この攻撃的なテニスをずっと貫いたら絶対強くなるよ!がんばって!」横にいたお母さんも感じの良い方で私のことばを肯定的に受けとめてくれたようでした。

このまま思い切りのよい攻撃的なテニスを続けていければ彼はある時期飛躍的に力を伸ばすと私は見ています。その彼の若者らしい元気の良いプレーをみて改めて感じました。今は結果よりも大切なことがあると。

本人たちはもちろん私自身も勝てば嬉しいし負けると悔しいのでなんとか勝たせてあげたい。それでも将来の飛躍を望むのであればまずコーチである私(選手の家族)が勝ち負けへのこだわりを手放さなければいけない。今はその時期だと思っています。

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