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快晴30 継続と変化

11月 12th, 2012

いつもありがとうございます。

毎月お配りしている“快晴”ですが、はや30号を迎えました。保護者の方を対象にと思って書いていましたが意外にも数名のこどもたちが読んでくれているようです。

今回のテーマは「継続と変化」でこどもたちにとっては少し難しい内容かもしれませんが私自身整理しておきたいテーマなので一緒に考えてみてください。

まずは“継続”ですが、「継続は力なり」という格言が示すように継続の重要性は測り知れません。テニスをはじめどの世界でも一流と言われるレベルに到達するまでにはどうしたって継続した訓練の積み重ねが必要になります。天才と呼ばれるような人でさえも例外ではないでしょう。とはいえ継続することの困難さは並大抵ではありません。薄紙を一枚一枚積み重ねるような努力を続けてきたがちょっと気を抜いてサボったとたんに紙が吹き飛んでしまいまた振り出しに戻ってしまった、という苦い経験のある方も多いのではないでしょうか。一日休んだら取りかえすのに三日かかるというのは大げさな表現ではない気がします。

次に“変化”です。継続することの困難さとは種類が違うかもしれませんがこちらもそう簡単ではありません。例えば肉体改造でメタボ体型からシャープな体型に変化する。暗い性格から明るい性格に変化する。生活リズムを夜型から朝型に変える。職場を変える。

(だんなを変える!)などは想像するだけでおおごとです。髪型を変えるといったもっと気軽な変化でさえも人によっては相当の勇気がいることでしょう。かといって変化を嫌っていると流れのない水が腐ってしまうように人間も新鮮さが無くなり衰えてしまいます。

継続も変化も内容こそ違え人が成長、向上していくためには欠かせない要素のようです。

ただしどちらか一方に偏ると思わぬ落とし穴に陥ることがあります。継続だけではかたくなになり易くマンネリ化してある段階から抜け出せなくなるという危険性があります。一方変化は飛躍を期待できる半面足元が不安定になり易く危なっかしい面を持ち合わせています。両輪そろうことで安定感が生まれ相乗効果を発揮するようです。

温故知新ということばが論語に出てきます。昔のものごとを吟味して新しい見解を得る、という意味ですが、昔からの伝統を尊重するからこそ新しいものごとにも柔軟に対応できる、という解釈もできると思います。「継続と変化」の意味合いとは全く一緒ではありませんが二つで補い合って相乗効果を上げるという部分では共通しています。

大リーガーのイチロー選手は誰もが認める超一流のプロスポーツマンでこれまでに数多くの偉大な記録を樹立してきました。30代後半となりさすがに衰えを隠せなくなりましたが現在ももちろん地道なトレーニングを“継続”しているはずです。そんな彼が何年も活躍し続けてきた古巣マリナーズを抜けてヤンキースに移籍しました。球団同士の思惑もあったのかもしれませんが最終的にはイチロー選手本人が自身のさらなる成長を求めて“変化”を選んだのだろうと推察しています。あえて自分に新しい刺激、緊張感を与えて発奮させようとしたのでしょう。

すべての人が一流を目指さなければいけない訳ではありませんが無限の可能性を秘めた未来あるこどもたちにはぜひどこかの分野で一流を目指してほしいと願っています。そのためには地道な“継続”を怠らず勇気をもって“変化”を求めること。これはこどもたちへのメッセージであるとともに最近変化をおっくうがってフットワークが重たくなっている自分自身を叱咤するための課題にしたいと思います。

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