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快晴19 身に付くまでが本当に大変!

10月 2nd, 2011

いつもありがとうございます。

一気に秋の落ち着いた涼しさが訪れてきました。スポーツのシーズンですね。

先日第5回Kテニススクールショートテニストーナメントが開催されました。トーナメントの案内にも書きましたが昨年9月23日に第1回のトーナメントが開催されましたのでちょうど今回の9月23日のトーナメントで丸1年が経過したことになります。回を重ねるごとに内容の濃いトーナメントに成長してきていることが伺えて嬉しい限りです。第5回トーナメントの優勝メダル獲得選手は3年生の小谷海太くん。前回のトーナメントで惜しくも決勝トーナメント進出を逃し悔しい思いをした海太くんが優勝候補の対戦相手をことごとく振り切り快進撃を見せてくれました。本当におめでとうございます!

さて、今回のテーマは「身に付くまでが本当に大変!」です。このテーマを選んだのは5回目のトーナメントを運営していて改めて実感した私の心の叫びです。どういうことかといいますと毎回のスプリットステップ(動作を開始するためのジャンプ)に始まり、同じテイクバック(ラケットの準備動作)、サーブの時同じようにボールをつきトスを上げ同じフィニッシュ(打ち終わりの形)をとる。こういった同じ動作の繰り返しがあの緊迫した雰囲気のトーナメントになると脆くも崩れてしまうということです。言い方を変えるとしっかりとまだ「身に付いていない」ということです。

テニスは相手がいる競技で毎回相手の打球はスピードも回転も異なる訳ですからそれに合わせなければいけません。それはもちろんそうなのですが、だからこそ自分が揺らいではいけないのです。サーブでラケットをワインドアップ(かつぎあげる動作)する際今回は一旦ラケットを下におろしてから上げ次はおろさずにすぐに上げるなどと準備の仕方を変えていては身体がその動作をおぼえてくれるはずがありません。同じ動作が繰り返せるということは大切な能力でトレーニングを積まなければ身に付かないのです。これまでも重要視してはいましたが試合という普段の練習とは全く異質の状況の中で力を発揮するためには相手の存在や緊張感に左右されない自分(同じことを同じように繰り返すことのできる能力)をつくらないと勝負にならないことを改めて実感させられました。

トッププロのテニス選手はサーブを打つ前に必ずボールを下について自分の間をつくります。ルーティーンと呼ばれる動作です。大リーグのイチロー選手が打席に入る前に屈伸や素振りを毎回同じ順番で同じようにするというルーティーンは有名です。トップテニスプレーヤーのナダル選手はゲームとゲームの間の休憩時にドリンクのコップを決まった場所にきっちり揃えます。これもルーティーン動作のひとつといえるでしょう。歴史に名を刻むような偉大なスポーツ選手さえ地味に同じ動きを繰り返す努力をしているのです。いえ、同じ動作を繰り返すことの難しさと重要性を心得ているからこそ歴史に名を刻むような偉大な選手に成りえたともいえるでしょう。

こどもはとくに派手なプレーにあこがれてそれを真似しようとしますが一足飛びにあのスーパープレーは生まれないのです。雑にならず丁寧に地味に繰り返す訓練を重ねていくことでしか安定したスイング動作は身に付きません。その繰り返しの訓練に新鮮な気持ちで取り組むことで技能的な要素だけではなく根気という能力も育つのです。 

小学生のうちにテニスの基礎を築くというKスクールを立ち上げた時の初心に返り、焦らずはしょらず身に付くまで丁寧にというコーチングの重要性を今一度私自身も捉えなおし毅然とした態度で生徒たちを導いていきたいと思います。 

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