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快晴13 すべて流されたら何が残る?

4月 11th, 2011

いつもありがとうございます。

いよいよ新学期スタートですね。小学校入学、中学校入学のお子様もいらっしゃいます。クラスや環境が変わり気をつかうことの多い時期ですが元気によいスタートがきれることをお祈りしています。

さて、皆様の生活にも少なからず影響を及ぼすような大地震が発生しました。一時期の混乱は沈静化したものの先行きの不安は続いています。

Kテニススクールも新学年(2年目)に突入しクラスも新設して新しい生徒も加わりドーンと勢いにのってスタートする予定でしたが見事につまずきました。3月に見込んでいた新規の申し込みがパタッと途切れてしまったのです。折り込みの広告を入れたのがなんと地震のあった3月11日の朝。そこからスクールへの問い合わせは全くありませんでした。

たしかにスクールの状況は厳しいものではありますが、すでに通ってくれている生徒もいますし紹介をお願いできる方々もいます。コートもあれば交通手段もあります。フォローしてくれる家族もいます。それに比べて被災地の方々は現在も不自由な生活を強いられており、先の展望が見えず不安な日々を送っておられます。家族を失った方々も大勢おられます。この程度で愚痴っていては申し訳ありませんね。

今回の惨事を目の当たりにして、もし被災地の方々のようにすべてを津波で流されたとしたら自分は一体どう生きてゆくのか、そもそも生きていけるのかを想像しました。そして軽々しく扱えることではありませんが「すべて流されたら何が残る?」をテーマに選びました。

これまで築いてきたすべてのもの(家・財産・会社)が流され裸にされた時自分は次の一歩が踏み出せるのだろうか。家族を失った時立ち上れるのだろうかと考えてみました。私の場合、時間はかかるでしょうが、さんざん紆余曲折して辿り着いた道に戻るのだろうな。こども、テニス、教育といったテーマに自分の役割を見出して生きていくのだろうなと自分の姿をイメージしました。この思いが続くかぎり私はなんとか生き抜いていける。かたちあるものが無くなっても思い、信念は自分の内側にあるもので消えることはないですから。

ちょうど我が家に一年生の息子とその友だち2人が遊びに来ていたので3人に話をしました。「大切なものがすべて流され、お父さんもお母さんもいなくなったらどうする?」「すべて流されたら何が残る?」明確な答えは出ませんでしたが自分で生きていかなければいけないということだけは感じたようでした。「外ばかりに目を奪われずに自分の中にあるものをよく見なさい。」「残るのは自分の中にあるエネルギーしかないのだから今から身体だけではなく心の力を鍛えるトレーニングをしておくんだよ!」と投げかけると、真剣な面持ちでうなずいていました。

こどもたちはこれから多くのものを築いていくでしょう。その築いていったものが無残にもすべて流された時気力を失わないでもらいたい。ものに頼りすぎる生き方をしていると築いてきたものが大きければ大きいほど失望も大きくなります。厳しい状況に立たされた時こそ自分自身の内側にある可能性に目を向けてほしい。

すべてを流された人間でなければ本当にはわからないでしょう。それでもやはりすべてを流されても残る自分の中にある力、思い、信念というものを今から育てていくということはとても大切なことのように思います。

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