トップページ > 快晴10 1 To 1

快晴10 1 To 1

1月 2nd, 2011

明けましておめでとうございます。

昨年は大変お世話になりありがとうございました。

Kテニススクールは昨年4月に産声をあげ、お陰様ですばらしい滑り出しができました。今年はいろいろな意味でしっかり土台を築かねばならない大事な年だと認識しております。気を引き締めてまいりますので本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年最初のテーマは「1 To 1」です。意味は一人対一人、つまりあなたと私の個人の関係を大切にするというということです。

この1対1の精神はコーチを職業として以来私が信条としているものです。ただ、大勢の相手に対し個別指導をじっくり行うのは容易なことではありません。まして担当できる期間が短い場合にはより困難になります。以前勤務していたスクールでは、自分の思い描いているレッスンが提供できずに悶々としていたことを憶えています。

個別指導というと技術的なことだけに注目しがちですが、それ以前に1対1の人間関係を尊重するということがベースになってきます。もちろんテニスであればテニス技能の向上をサポートすることがコーチとして最低限の役割ですが、中・長期間かけて個人対個人の信頼関係を築き、そのうえに技術向上をはかっていかなければ本当のサポートはできないと考えています。

Kテニススクールの約9ヶ月間(昨年4月から入会の生徒の場合)でどれだけ生徒一人一人と信頼関係が築けたかを振り返ってみますと、到底満足なレベルには達していないことを実感しています。まだまだ時間も継続的な努力も必要です。ただ、ふとした場面で1 To 1の絆を実感することがあります。

ある生徒はめちゃくちゃな打ち方をして他のメンバーを笑わせたり、わざとやる気のない行動をします。私は彼が能力もあるしいざという時すばらしい集中力を発揮することを知っています。そんな彼に対して遠くから「まじめにやれ!」と叱り飛ばしてみてもあまり効果はあがりません。レッスンを中断して、彼を近くに呼んで、目線を合わせて話します。「あれだけすばやく走れてお手本になるショットが打てる奴が無駄な時間を使うんじゃないよ!皆お前のまねをするんだからな!」そう言われて彼の表情が引き締まりました。

ある生徒はうまくできないとすぐにやる気をなくして投げ出してしまいます。この生徒の場合はまだ運動能力がそれほど発達していないのでできることが限られてしまいます。

それを理解せずに「やる気がないなら帰れ!」と言ってしまっては彼の行き場がなくなってしまいます。「ボール付き10回できたのか!スピンの打ち方が良くなってきたな!」とできることをしっかり見てあげます。上手にやっている友だちに対して「~くん、すごいな!」と称賛を送る彼の素直さが見えた時はハッとさせられました。

学校、塾、もしかすると家庭においてもこの1 To 1の関係が希薄になっているのではないでしょうか。親がこどもに師匠をつけるといった慣習も失われつつある気がします。

1対1で生徒と真剣に向き合うとその子の個性、長所はもちろんですが、このまま大人になってしまっては心配だなという懸念材料が見えてくることもあります。そういった場合、親子関係に口をはさむのは差し出がましいことですが、親御さんに耳の痛いお話をさせていただくこともあるかもしれません。その時はお許しください。

親と子の絆。生徒と私の絆。親御さんと私との信頼関係。これらがそろってはじめてこどもに対して本当のサポートができます。今後ともご協力をよろしくお願い申し上げます。

Comments are closed.

トップページ > 快晴10 1 To 1