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快晴8 子は親の鏡

11月 2nd, 2010

いつもありがとうございます。

暑さ対策で大変だと思っていたらあっという間に今度は急激に冷え込んでまいりました。

こどもたちはもちろん見学の親御さん方も十分暖かい服装でお越しください。

さて今回のテーマは恐ろしいことばですね~。自分で自分の首を絞めることになりかねませんがあえてこのテーマを取り上げていきたいと思います。

近頃はあまり使わなくなったかもしれませんが日本では、「子は親の鏡」「蛙の子は蛙」「瓜のつるに茄子はならぬ」といったものから「鳶が鷹を産む」など親子に関することばが日常的に使われてきました。皆様ご夫婦の間でも、「お父さんに似て強情なんだから!」とか「母さんに似て口うるさいな!」なんて会話が交わされているのではないでしょうか。

我が家の場合、息子が気持よくオンチな歌を熱唱しているのを聞いて、「母ちゃんに似て歌が上手だね~。」と妻にジャブを放つと、人の話を適当に聞き流す息子を見て「誰に似たのかしらね。」と妻にフックを返される。すぐに感情的になる息子を見て「これは俺の血じゃないな。」と妻にストレートを浴びせると、何度同じことで叱られても懲りない息子を見て「私はもっと賢いこどもだったわ、誰に似たのかしら!」と逆転のアッパーをくらう。といった具合にけん制し合っています。

どちらに似たのかは意見の分かれるところでしょうからひとまず置いておいて、大切なポイントに焦点をあてたいと思います。

それは“子は親の鏡である”という自覚と責任がもてるかということです。

ある本で読んだ実話です。

こどもがいつものように手に負えぬわがままをしたので私はかっとなって泣く子をお蔵へ引きずっていきました。そして蔵の戸を開けて中へ入れようとした瞬間“こどもの姿はあなたが育てた姿なのだ”と鈴木先生の声が甦ってきたのです。私は泣いているこどもを抱いて二人で蔵の中へ入って戸を閉めました。「お前がわがままで言うことをちっともきかないからお母さんは悲しいのです。しかしお前をこんなわがままな子にしてしまったのはお母さんのせいです。だからお母さんも悪かったので今日は一緒にお蔵に入ったのです。今日はお母さんからお前に詫びます。ごめんなさい。お母さんはこれからもっとよいお母さんになりますから、許しておくれ。」と謝りました。そうしたらこどもは、「お母さん、僕が悪いの、これから僕はもっとよい子になります。」といって私にしがみついてきました。

ことばに出さなくとも親である自分が足りなかったという思いがあればこどもは感じるのではないでしょうか。こどもが人様に迷惑をかけた時「申し訳ございません。」と相手の親に頭を下げる自分の親を見て何も感じないこどもはいないと思います。

自分のことは自分で責任を取れと我が子に自立を促すことは大事なことです。悪いことをすれば叱ることも親の大切な役割です。ですが親が軽はずみな約束をして守らなければこどもも簡単に約束をやぶります。親があいさつや返事をないがしろにしていればばこどもはそれに倣います。学校から帰宅したこどもを温かいことばで迎えじっくり話を聴いてあげればその子は聴き上手で思いやりのある人間に育つでしょう。

親にもいろいろと大変な事情がありますから口でいうほど簡単ではありません。「お父さん、お母さんが悪かった」などと我が子に対して頭をさげることもなかなかできないでしょう。ただ、「このバカ野郎~!」と頭に血が上ったとき、“そうだった、自分が育てた姿なのだ”とハッと我に返ることで親子関係は変化するような気がします。

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