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快晴6 要所を押さえる

9月 2nd, 2010

いつもありがとうございます。

今年の暑さは例年以上に厳しいですね。夏休み中に体調を崩してしまったお子様が随分いらしたようですがもう大丈夫でしょうか。まだまだ残暑厳しいですから十分注意してください。

さて今回は、「要所を押さえる」ことの大切さをテーマにしました。

“ツボを押さえる”とか“勘所(かんどころ)”といったことばも同じような意味合いだと思いますが、要所・ツボ・勘ともにそこを外すとまったく響かない場所で、逆にいうとそこさえ押さえておけば全体を効率よくカバーできる重要なポイントといえるでしょう。

どんな仕事にもやはり要所があって、プロと呼ばれる人はそこをきっちり押さえています。営業の仕事であれば身なり、話し方、プレゼンテーション能力に要所があるでしょうし、大工さんであれば道具の扱い方などに要所があるでしょう。

私の場合はテニスコーチですから技術も必要ですがそれ以上にコーチング能力が大切になります。コーチング能力といってもいろいろありますが、とくに重要なのが具体的かつしぼって改善ポイントをアドバイスする能力です。これこそまさに「要所を押さえる」作業でコーチング能力の差がでる部分だろうと思います。

例えば、テニス初心者のAくんがまだあまりやったことのないサーブを練習するとします。グリップも自己流、トスアップもバラバラ、ただ力任せにスイングしているだけです。

あるコーチは「もっと高いところでボールを打ちなさい」とアドバイスするでしょう。あるコーチは「もっと力を抜いてらくに打ちなさい」というでしょう。「グリップはこうして、トスはこの辺に上げて、ラケットはこうスイングして、膝をしっかり使って打ちなさい」と一度にいくつものアドバスをするコーチもいるかもしれません。どれもアドバイスとして間違ってはいないでしょうがツボを押さえているかというと首をかしげてしまいます。

私がサーブを指導する場合はまずグリップをきっちりチェックします。そして利き腕のひじを直角に曲げた状態で打つ準備をさせます。それがサーブ・スマッシュのツボだと思っているので毎回反復し習慣化させるのです。グリップ、構えを決めることで余分な動作が必然的に省かれるという効果もあります。あとはその生徒の現状を加味してこのツボを刺激しようとか、あのツボを試してみようかといった具合にそれぞれの生徒に合わせたアドバイス(治療法)を施していくのです。

現状を見極めてその生徒(患者)にとって最善のアドバイス(処置)を施すという点において優れたコーチと名医とは通ずるものがあるような気がします。生徒(患者)に安心感や信頼感を与えることも名コーチ(名医)の条件でしょう。医師を目指したことはありませんが、そういえば以前私は“健康での貢献”を自分のテーマにして医療機器メーカーの営業マンをしていました。それこそお客様に足ツボの話をしていましたっけ!

少し脱線気味になりましたが、仕事に限らず何にでも要所があり、そこを押さえることで上手な生き方ができるのかもしれません。前回テーマにした“朝こそすべて”の朝は一日における要所ということになるでしょうし、躾という面では、あいさつ・返事・くつをそろえる(躾の三原則・森信三)といったことがそれにあたるでしょう。

私自身あれこれやろうとして結局何もできなかった、あれこれ言いすぎて伝わらなかったという苦い経験があります。人生思い通りにはいかないものだし無駄もいいかなと思いつつ、要所を押さえよりシンプルな生き方をする工夫は続けたいと思っています。

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